紫陽花の季節がやってきました。原産国 日本です。
当然原産国なので、今は知らない人がいない花で、歴史は結構古いのですが、あまり注目されずに、戦後になって人気、注目されたようです

ちょっと、不思議な歴史を辿っている花ですね

日本の歴史に登場するのは、奈良時代「万葉集」になります
2種しか、入っていないことで考えると、花としては、人気がなかったような気がします


 ①「言問はぬ 木すら味狭藍 諸弟(もろと)らが 練の村戸(むらと)に あざむかえけり」
物言わぬ木でさえ、紫陽花のように移り変わりやすい。諸弟らの巧みな言葉に、私は騙されてしまった


 ②「安治佐為の 八重咲く如く やつ代にを いませわが背子 見つつ思はむ(しのはむ)」
紫陽花のように群がって咲く花のように、いつまでも健やかにおいでください。この花を見るたびにあなたを想います

平安時代『源氏物語』『枕草子』『古今和歌集』等にも記載なく出てきません
絵としては南禅寺にある、織田信長や豊臣秀吉にも仕えた画家、狩野永徳(1543~1590)の作
「松と紫陽花図」が残っています

江戸時代は画家、尾形光琳、俵屋宗達、酒井抱一が紫陽花を描かれていまが、
繁殖が容易な花、折った茎を土に植えておくだけで、株がどんどん増えるため、
商売にはならない、紫陽花は植木屋からの冷遇されていたようです
松尾芭蕉の句にも、結構詠まれますが、、、、
人気薄だったようです

明治・大正時代は、人気のなさは、明治になってもやはり変わらなかったようです

昭和、戦後に観光資源に利用されたことにより、人気が出てきました
例えば鎌倉では、明月院と長谷寺が有名です。紫陽花の見頃には観光客が詰めかけます

実は庶民には根づいていて、何か日本の中に溶け込んでいたのでしょうね
5月~7月各所で紫陽花祭り等でにぎわいをみせています。

今がみごろです


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