こんにちは。

不動産情報をネットで見るときに色々な情報が書かれていますが、駅までの時間や間取りなどは分かるとしても、その他の情報は良く分からない事が多いと思います。(ちなみに駅までの徒歩分数は1分=80m表記というのが定められています。)

無題

例えばホームズさんで物件情報を見るときにこの「物件詳細情報」に細かいことが書いてます。今回は赤枠で囲った「用途地域」という言葉についてカンタンにまとめてみます。

町は「都市計画」という計画に基づいて整備されています。その種類として「市街化区域」「市街化調整区域」「非線引き区域」という分類をされます。「市街化区域」とはざっくり言うと「優先的に街づくりしていこうね」という区域で「調整区域」は「今のまま残しておこうね」という感じです。「非線引き区域」はどちらにも該当しない区域です。

「市街化区域」では誰でも建物を建てることができるのに対し、「調整区域」では建築できる人の条件が細かく取り決められています。「調整区域」に該当している土地は建築できる人の条件があるため、
「市街化区域」の土地よりも安く売りだされているので、値段だけで判断しないようにしましょう。

「市街化区域」に該当する地域には更に「用途地域」を設ける必要があり、13種類に分類されます。この分類により、立てて良い建物と立てちゃダメな建物を分けることで、閑静な住宅街に煌びやかなキャバクラや、工場などが立たないようにしているのです。

上の写真では「第一種中高層住居専用地域」と書いてありますが、この地域には一戸建の他に中高層のマンションや病院や飲食店なども建設可能です。皆さんが思い浮かべる一戸建てが立ち並ぶ閑静な住宅街は「第一種低層住居専用地域」の場合が殆どだと思います。この地域は10m or 12m以下の建物しか立てちゃだめ、かつコンビニなども禁止されているので、その他の制限も加味すると戸建ての他に3階建てのアパートが立っているくらいでしょう。

無題

たまにこんな形のマンションを見ると思いますが、(雑すぎてすみませんwww)
これは複数の用途地域にまたがってしまった関係で高さを変える必要があったと考えられますね。

町を歩いている時に「ここは○○地域かな」と思いながら歩くと結構楽しいですよ(笑)

ちなみに用途地域の確認をしたい場合は、該当する市区町村の役所に住所を伝えると無料で教えてくれます。調査は不動産屋さんの仕事なので、お客様がご自身で調べることはないと思いますが参考までに。

それでは(*^-^*)